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街の水について7割の子どもたちが「水はきれいではない」と感じているというアンケート結果を踏まえて、水の清らかさについて調査をしました。結果、子どもたちは「汚れた水の中で生活している」という認識であることが見えてきます。
子どもたちに身の回りの8つの水について「清らかで安心・安全」「多少きれいで安全」「特に問題はない」「やや汚れている」「非常に汚れている」「人に有害である」の6段階で清らかさの評価をしてもらいました。「清らかで安心・安全」な水のトップは市販の「ミネラルウォーター」の46%、次いで「近くの山の大きなわき水」20%の順でした。反対に「やや汚れている」「非常に汚れている」「人に有害である」と水が汚れていると感じているワースト1は「家に一番近い川の水」の66%でした。また、注目するべき結果として「家の水道水」に関して「清らかで安心・安全」と感じている子どもが17%しかいないことで、「やや汚れている」「非常に汚れている」「人に有害である」をあわせた18%を下回っていました。
上記質問の回答を数値化し、その平均得点値を「きよらかさ指標」として比較してみました。数値に関しては「清らかで安心・安全」を+2とし、以下「多少きれいで安全」+1、「特に問題はない」+-0、「やや汚れている」-1、「非常に汚れている」-2、「人に有害である」-3としました。 結果、市販の「ミネラルウォーター」が1.18、「近くの山の大きなわき水」0.50でした。「家の水道水」に関しては0.38と子どもたちは水道水でも決して安心できると思っていないことが分かります。
上記の「きよらかさ指標(身の回りの8つの水の合計値)」を20都市の地域別で見てみるとプラス値は仙台の0.08だけという意外な結果が出ました。特に埼玉(-4.32)・大阪(-3.83)・東京(-3.40)・千葉(-3.28)の4都市では大きなマイナス値となり、子どもたちは「街の水の汚れがかなりひどい」と感じています。
地域別 | ||||||||
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水の清らかさ | 近くの大きな山のわき水 | 家の水道の水 | 駅や公園の水 | 家や町に降る雨水 | 家に一番近い海の水 | 家の近くの大きな河の水 | 家に一番近い川の水 | |
札幌 | -0.29 | 0.52 | 0.95 | 0.00 | -0.38 | -0.52 | -0.38 | -0.48 |
仙台 | 0.08 | 0.92 | 0.68 | 0.16 | -0.16 | -0.60 | -0.24 | -0.68 |
新潟 | -1.24 | 0.36 | 0.72 | -0.04 | -0.16 | -0.52 | -0.52 | -1.08 |
埼玉 | -4.32 | 0.36 | 0.12 | -0.68 | -0.68 | -0.56 | -1.32 | -1.56 |
千葉 | -3.28 | 0.32 | -0.12 | -0.56 | -0.60 | -0.84 | -0.64 | -0.84 |
東京 | -3.40 | 0.48 | 0.08 | -0.92 | -1.00 | -0.88 | -0.44 | -0.72 |
神奈川 | -2.51 | 0.29 | 0.58 | -0.46 | -0.46 | -0.79 | -0.79 | -0.88 |
金沢 | -0.42 | 0.79 | 0.50 | -0.17 | -0.04 | -0.46 | -0.46 | -0.58 |
名古屋 | -2.12 | 0.48 | 0.32 | -0.52 | -0.60 | -0.60 | -0.48 | -0.72 |
滋賀 | -1.17 | 0.79 | 0.08 | -0.33 | -0.46 | -0.13 | -0.58 | -0.54 |
京都 | -0.36 | 0.67 | 0.07 | -0.30 | -0.17 | -0.10 | -0.23 | -0.30 |
大阪 | -3.83 | 0.21 | 0.45 | -0.70 | -0.73 | -0.67 | -1.18 | -1.21 |
兵庫 | -2.27 | 0.34 | 0.13 | -0.59 | -0.50 | -0.78 | -0.34 | -0.53 |
広島 | -2.22 | 0.26 | 0.17 | -0.65 | -0.26 | -0.65 | -0.48 | -0.61 |
山口 | -0.46 | 0.29 | 0.75 | 0.33 | -0.29 | -0.50 | -0.29 | -0.75 |
松山 | -2.20 | 0.36 | 0.48 | -0.20 | -0.36 | -0.56 | -0.84 | -1.08 |
高知 | -0.25 | 0.58 | 0.42 | -0.13 | -0.29 | 0.04 | -0.33 | -0.54 |
福岡 | -2.83 | 0.38 | 0.21 | -0.58 | -0.63 | -0.50 | -0.75 | -0.96 |
熊本 | -0.13 | 0.95 | 0.82 | 0.00 | 0.14 | -0.68 | -0.45 | -0.91 |
沖縄 | -0.16 | 0.68 | 0.36 | 0.12 | -0.28 | 0.20 | -0.64 | -0.60 |
「水色」から連想するのは明るく淡い青色、絵の具の「水色」も“透明な水”を表現したものです。では、今の子どもたちに映っている水は何色なのでしょうか。40色のカラーチャートの中から「家や街に降る雨水」「家に一番近い川の水」「家の近くの大きな河の水」「家に一番近い海の水」「近くの大きな山のわき水」の5つの項目に関してイメージされる色を選んでもらいました。 「家や街に降る雨水」に関しては1位が「白(透明)だったものの、「グレー」も見られます。「家に一番近い川の水」に至っては1位が「濃緑褐色」で濁っているというイメージが強いようです。「家の近くの大きな河の水」「家に一番近い海の水」の2項目に関しても基本的には「水色」「青色」が上位にきていますが、「グレー」や「黒濁がかった青色」も見られ、子どもたちのリアルな心境が伝わってきます。