通常、新たに電話を引く時はNTTから電話加入権(回線使用権のこと)を取得するわけですが、電話加入権を取り扱っているのはNTTだけではありません。引越に関わる予算を出来るだけ抑えたいという方は、“電話引取会社”を通じて電話加入権を取得してみては?NTTで取得した場合の電話加入権となんら変わりなく、NTTより安くつくことがあります。ただし未成年の方は、電話引取会社を利用する場合もNTTと同様、電話加入権の名義を取得できないので、ご両親の名義で契約し、使用者が本人ということになります。
結婚や両親との同居などで、今使っている電話回線がいらなくなる場合もあります。こうした場合も電話引取会社で買い取ってくれます(需要により価格は変動します)。NTTでは1円も返金されないことを考えると、いらなくなった電話加入権は電話引取会社に売った方がおトクと言えるでしょう。
実家を離れて進学する時など、学生時代だけ新たな電話が必要になる場合や、電話加入権を取得するほどでもない…といった場合は、レンタル電話という方法もあります。レンタル料金については、各社で異なりますので、一度比較検討してみてはいかがでしょう。
さらに、期間が決まっている短期の単身赴任や、1〜2年の学生生活、といった場合には固定式の有線回線まではいらないという方もいらっしゃるでしょう。固定式の有線回線が別段必要ない場合は、携帯電話やPHSなどの移動通信でもかまわないかもしれません。ただし、引越先が地図上ではエリア内でも建物の構造などで電波が届きにくいところなどもありますので、その点は検討が必要です。
遠くに住む恋人や家族とのおしゃべりで、ついつい長電話。請求書を見てびっくり!ということも…。NTTや新電電各社のサービスをよく調べてみましょう。長距離電話をよくかける、同じ番号によくかける、深夜によくかける…など、きっとあなたの電話スタイルにあったサービスがみつかるはずです。また、携帯電話やPHS各社でも多彩なサービスを提供しています。請求書についてくるリーフレットやインターネットのホームページなどで最新情報をチェックしましょう。
例えば書籍でも、マンガならマンガ専門の古書店、専門書は専門の古書店というように、需要を考えて売りに行きましょう。マンガ専門のショップに難しい専門書を持っていっても買い取ってもらえないかもしれませんが、その本の性格に応じたところなら意外といい値段がつくかもしれません。リサイクルショップにはお客さんが何を求めてそのショップへやってきているのかを考えてみれば、どんな商品にいい値段をつけてくれるかも見えてくるでしょう。
ダンボール箱やガムテープ、ひも類など、引越会社のサービスで無料にならないものがあれば、自分で用意しましょう。
荷物の量が多くなればトラックも大きなものが必要になり、作業人数も増えるので、それだけ費用もかさみます。新居で使わないものは市区町村の清掃局に連絡して早めに粗大ゴミとして出したり、リサイクル品として処分しましょう。時間の余裕があるなら、インターネット上のオークションを利用するのもひとつの方法です。
引越会社を利用する場合、荷物の量がはっきりしないまま見積もりを依頼すると、トラックが大きすぎて無駄になったり、小さすぎて効率が悪くなり、後で思わぬ追加料金がかかることもあります。レンタカー利用の場合は、小さすぎると2往復しなければならないことも。また、正式な見積もりは、必ず引越会社の営業マンが自宅へ来て、確認してからしか書けません。つまり、大体の予算を調べるだけならともかく、最終見積もりにも荷物を見に来ない引越会社では不安です。荷物が少ない単身所帯は別にして、家族で引越する場合は、必ず実際に荷物を見てもらいましょう。
引越会社では、エアコンやアンテナ、電気製品の取付け・取外し、ピアノや電子オルガンの輸送、荷物の保管、引越し後の家具移動サービスなど、有料無料を問わずさまざまなオプショナルサービスがあります。費用を抑えるのも大事ですが、「時は金なり」。時間を節約し、引越に関わる電気・ガス・水道などの手続きを代行してくれるなど、手間を省くために役立つサービスもたくさん出てきています。それぞれのサービスを別々の業者に依頼するよりも安くなる場合があるので、インターネットで調べたり、見積もりの時にもいろいろと相談してみましょう。思いがけないコストダウンにつながることもあります。
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